おいしい健康 開発者ブログ

株式会社おいしい健康で働くエンジニア・デザイナーが社内の様子をお伝えします。

第43回日本肥満学会/第40回日本肥満症治療学会学術集会で会長表彰を受賞しました

こんにちは、研究開発チームの濱田です。 先日沖縄で行われた第43回日本肥満学会/第40回日本肥満症治療学会学術集会演題発表にて、弊社管理栄養士の杉林が行った発表が会長表彰を受賞しました 🎉

おいしい健康での研究活動

おいしい健康には、サービスを運用する中で大量の匿名化されたログ情報が蓄積されています。 サービス利用者のリアルな食生活を反映したこれらの情報(リアルライフデータと呼んでいます)は、サービスの改善に役立てられるのはもちろん、今まで知られていなかった健康に関する知見の宝庫です。 研究開発チームでは、臨床研究やデータ分析を通じて、利用者の傾向やサービスがどのような影響を与えているかを学術的に調査し、対外的に発表する活動を行っています。

直近の共著論文はこちら:

www.mdpi.com

今回の発表内容

今回はスライドを使い、「献立提案アプリの利用データから見る高度肥満者の食事傾向と栄養食事指導への可能性」と題して口頭発表を行いました。 研究開発チームが支援を行い、荏原太(医療法人すこやか高田中央病院、東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科)先生のご指導のもと、弊社の管理栄養士の杉林を中心に分析を行いました。

BMI 35 以上の高度肥満と呼ばれる状態の利用者について、罹患病態や食事傾向について以下を報告しています。

  • 高度肥満となるにつれサービスに登録する病態の数が増える
  • 女性の高度肥満では、検索キーワードに偏りが見られる
  • 男性の高度肥満では、和食を避け、洋食を好む傾向

予測どおりであったものもあれば、そうでない傾向もありました。これらを定量的な指標で示すことができることに、データ分析の大きな価値があります。

表彰式の様子

会社横断でデータ分析、活用に取り組んでいます

分析や発表には、研究開発チームのメンバーだけでなく、管理栄養士やソフトウェアエンジニアなど、全社横断のメンバー取り組んでいます。

  • 管理栄養士やサポートメンバーが SQL を使って BigQuery からデータを引き出す
  • アプリエンジニアが Python を使って形態素分析を行う
  • ビジネスメンバーの提案に学術発表の内容を活用する

2023 年も様々な研究発表を行うべく、分析を進めています!

We're hiring!

研究開発チームでは、データサイエンティスト、機械学習エンジニアを募集中です。

  • 食とヘルスケアの領域にまたがる大きなデータセットに興味がある
  • 分析や機械学習のスキルをサービス開発に活かしたい
  • 学術的な研究への取り組みにもトライしたい

当てはまるものがあったら、カジュアル面談でこれまでとこれからの取組みについて、ぜひお話しましょう!

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