おいしい健康のデザイナー深澤です。 一番最初の記事がWWDCの参加レポートで嬉しいです。 WWDCとは、Worldwide Developers Conferenceの略称で、アップルが毎年開催している開発者向けイベントです。 今年は、弊社エンジニア2人とデザイナー1人が行けることになりました。
1日目の目玉は、何と言ってもkeynoteです。 ティム・クックが生で見られる機会なんてなかなかない!ということで張り切って朝5時半に起きて7時には会場に行ったところ、 すでに会場の外の角を曲がったところまで列がズラリ! ですが、始終アップルスタッフがテンション高めに歓迎してくれたので、長い待ち時間もワクワクしながら臨めました。
この列に並んでいる左右に、コーヒーやパン、フルーツがところどころに並んでおり、待ち時間兼朝ごはんを食べれて感動です。
そして3時間ほど待って、ついにkeynoteです!
うお〜世界のギークたちが集まっている・・・!
生ティム・クック!
今回の発表では、主に以下の6つのことが発表されました。
1. tvOS
- Apple TVでAmazon Prime Videoを見ることができるように
2. watchOS
この壁に写っているものが万華鏡スタイルのイメージです。
アクティビティ
- 自分の目標に対して、もう少しで達成できそうなことや、今日の目標をサジェストしてくれる
- ワークアウトの時に欲しい情報が見やすいUIに(心拍など)
ミュージック
- UIが変わって選びやすく、そして自分の好みの音楽を学習してくれる
3. Mac
- Sierraをさらに高機能にしたHigh Sierraが出ます
- safari
- 以前より格段にスピードアップ
- 動画の自動再生を止めます
- 広告のトラッキングをブロックする仕組みができました
- Metal2が出ます
4. iOS
- App Store
- トップが「今日のおすすめ」みたいに1件ずつのレコメンドになる(エディターズチョイス)
- ゲームタブが単体でできる
- MessageアプリでApple Payが使えて個人間でお金の支払いができる
- AR(拡張現実)の充実
- コントロールセンターのデザインが変わり、全てが1ページにまとまる
- Map
- 空港やショッピングモールの中のフロアマップも参照できるように
- ドライブ中ではモードが分かれて、その他アプリの通知が消える仕様に
5. iPad
- 使い勝手の改善
- ドラックアンドドロップができるようになり、別のアプリケーションにドラックして添付できる
- ファイルの概念ができ、複数ファイルを選択してファイルに保存できる
- Apple pencilが進化
6. HomePod
- 音楽に特化したSiri付きステレオ
以下、個人的な感想です。
全体的なプロダクトのスペックが上がった!というのと、HomePodとML、VR/ARに力入れてます!というのが全体を通して伝わってきました。 どちらかというとエンジニアリング観点からできることをどんどん拡張したのが今年のアップデートなのかな、と思いました。 今年はたくさん技術を駆使してよりいいプロダクト作ってるよ〜という勢いを感じました。 あと、純粋にゲームへの熱を感じずにはいられませんでした。
私たちの会社はヘルスケア分野なので、 この間ティム・クックが血糖値をwatchで測っているのでは?という記事を見かけて、 もしかして、今回もう血糖値測れるようになったんじゃ?!期待していたんですが、今回ではなかったみたいです。 次回に期待!そしてそれまでに私たちも自分たちのアプリを完成させて、連携していきたいです。
デザインの観点からいうと、少しシンプルという方向性よりも複雑さを感じるようになったのは私だけでしょうか? ゲーム頑張っている感じから勝手に感じ取ったのかもしれませんが、watchの万華鏡スタイルとかも結構シンプルとは離れているなあと、全体的なインターフェイスが複雑化している印象でした。
2日目からはDesign Studio Shortsというデザイントークが毎日あるので、そちらもこれからレポートしていけたらです!
おいしい健康で一緒に働きたい方を募集中です!